初期DEORE XTのカンチブレーキ、、いわゆる「三角カンチ」です。35年前ほど前に購入し、数年間ランドナーに取り付けていました。数か月間の街乗りのみで、長距離ツーリング等には使用していません。三角の形が美しく、「JAPAN VIA」と刻印があるので、今では貴重な”たぶん”日本製。台座取付ボルトのアタマ周囲に、今ではあまり見かけない、ひと手間かけたローレット加工（タテのギザギザ）をしてあるのもお気に入りでした。
アルミ部品は独特の白サビがありましたが、ピカールの番手を変えて磨きました。逆に磨きキズなどがあればご容赦を。写真ではわかりづらいかと思いますが、深いサビ部分など、指先で触っても平滑ですが光線の具合で跡が残って見える部分があります。また、ボルトなどスチール部品も、同様に時間をかけて磨き、サビはおおむね取れましたがサビ跡が残る部分もあります。ブレーキシュー取付・調整用のプラ部品は、当然ですがシュー軸の取付跡が残っています。
アーチワイヤーは、購入当初のものと、7年前ほど前に取り替えたダイヤコンペ（？）のもの、前後2セットづつ付けます（おまけ）。ブレーキシューも前後２ペア分4つのオリジナルが付属しますが、なにせ古いものですので、7年ほど前に購入し数か月使用した”M65T”シュー1ペアと、未使用のシューを1ペア分、計4つを付けます（おまけ）。
滑車チドリは、おそらくブレーキと同時期35年ほど前に購入したはずで、現行ダイアコンペ1245チドリとよく似ていますが、全体に丸みをおびており、滑車を固定する軸がプラスネジのタイプで滑車が黒色、本体に「Gran Compe」や「DIA-COMPE」の刻印もありません。その後ネットで探した1986年のヨシガイの古いカタログによれば、よく似たものが「1245 FOR NGC（New Gran Compe）」と記載されていたので、現行1245チドリの原型のようです。購入した時期もあうのでヨシガイ製に間違いないものと思われます。《websight「追憶のカタログ展」－Part37：1986吉貝機械金属－ http://cyclotourist.web.fc2.com/special_37.html より》
ブレーキの取り付け・調整などは下記URLなどを参考にしてください。《websight「MANUALZZ」－Shimano BR-MC70 カンチレバーブレーキ Handleiding－より https://manualzz.com/doc/53876766/shimano-br-mc70-%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%AC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AD-handleiding 》
以上、写真に掲示したものがすべてですので、オールドパーツであることをご理解のうえ、瑕疵にたいするクレームや返品はでお願いします。
〈写真の説明〉 ①出品物の全景です ②ブレーキ本体と台座取付ボルトの表面 ③ブレーキ本体と台座取付ボルトの裏面 ④ブレーキ本体の側面 ⑤ブレーキ本体の反対の側面 ⑥サビが進行した部分（⑤の上段右部品） ⑦滑車チドリの表裏、両側面 ⑧シューとシューの減り具合 ⑨アーチワイヤー2種、前後各2セット ⑩数か月使用の”M65T”シューと新品未使用の同シュー